矛盾した世界

一途な雑食による感想文。

0 T0 10

11月6日。

 

久しぶりにBig Bangのコンサートに行きました。

ほぼ4年ぶりに行ったコンサートは一言で表せないものでした。

 

私の感じたことを上手く言葉にできないと思いましたが、

自分のために何か書き残したいと思い立ち、

これまた久しぶりにブログを開きました。

なので、言葉遣いも気にせずに備忘録のように書き殴ります。

一度、半分くらい消えてリアルに落ち込みました😫

 

 

私が行ったことのある彼らの公演は武道館やアリーナで

もう何年もドーム規模で公演を行っていると知ってはいるものの、公演の始まりには

 「ドームでできるくらいのアーティストになったんだなぁ」

 と一人遅すぎる実感を持っていました。

小さい頃から知っている親戚の子供に久しぶりに会ったら、

とても成長していた感覚に近いような...

誇らしい気持ちとちょっとだけ寂しい気持ちが交差する心。

きっとずっと彼らを追って応援していたファンが

何年か前に感じたであろう気持ちを

数年の時を経て、あの日あの場所で感じていました。

 

 

My Heavenから始まった彼らとの時間。

My Heavenは記憶に良く残っている、個人的に思い出深い曲です。

そして、アンコールの掛け声の代わりに熱唱した記憶があるからか

”最後”の印象が強い曲でした。

 

なので、「0 to 10」が次のステップへ向けた

彼らなりの決意表明ではないかと、感じました。

(彼らが常に次を目指していることはもちろん承知しています)

-HAJIMARI NO OWARI-のように終わるから始まりがあります。

世の常です。

"最後"から始まることに、

無である空から降りてくる彼らに、

幸せの象徴のような場所(Heaven)にいる彼らに、

 未来への決意と「幸せだよ」という想い、

「また何もないところから始めよう」という意志、

そんな意味が込められているのではないかと

ある種こじつけのような考えが浮かび、

始まって数分も経たないうちに涙が溢れそうになりました。

 

そして、最後の方のVCRで10から0に戻っていったとき。

その後の曲が懐かしい曲だったからか、

グループ結成年数としても、メンバーの兵役としても

「節目」という意味で初心に帰るのかなと思いました。

 

だから、何もないところからはじまり、

おわりにまた同じように5人で立ち、

何もないところへ去っていったのではないかと…。

次に会った時には彼らの2度目の"デビュー"なのかもしれない。

そう感じる演出でした。

 

 

 

そういえば、ステージは噂通り花道なしでしたし、

ほぼ見えないだろう端まで観客がいましたが、

そんな広い会場にも関わらずメンバーを遠く感じなかったのは、

彼らのオーラがなす業なのでしょうか、、流石です。

(´-`).。oO(東京ドームってこんなもんだったっけ?)と思いました。

※私の席は2階の後方でした。

 

端席の人をキチンと考慮してファンサしに行くスンリとテソン。

地道に日本活動を行っていた2人だからこそだなと思いました。

テヤンも割と行って、踊ったりしていましたし、

ジヨンも私から見えなくなるくらい奥の端席まで行き、

深いお辞儀をしていたりして、

 

こういうところが自由奔放に舞台を駆け回る彼らが

移り変わりの激しいシビアな世界で走り続けている秘訣かなと。

 

 

ところで、日本活動組はもちろんメンバーみんな

日本語が上達していて驚きました。

本人たちも言っていましたが、

昔よりちゃんと歌わなくなっていたことにも少し驚きました。

通訳もいませんでしたし、決まった流れは合っても

自分たちの言葉でMCをしていました。

やっぱり自分の母国語を喋ってくれると嬉しいものですね。

 

ですが、残念ながら私の耳は彼らの日本語に適応できておらず、

正直初めの方は6割聞き取れていたか怪しいですTT

最後には8割くらい聞き取れていたはずです。

(※個人的にジヨンは難易度高めでした。)

トークの中で印象に残っているのは、

開始が18分遅れたのはジヨンが指輪を迷っていたというお話です。

18分って凄く正確な数字を出すスンリが面白く、

(実は私も開始時刻をチェックしていました)

ジヨンに怒られて小声で話すスンリとテソンが可愛かったです。

スンリに関しては結局話してるうちに興奮して

結局声が大きくなるとこまで含めて可愛かったです。 子供みたいで

  

最後の挨拶まで日本語で感心しました。

タイムラグなしで心に響くっていいですね。

 

挨拶でジヨンが言った、

「みんなの心と僕らの心が変わらない限り、

何年経っても同じ場所で幸せになれる。」

 

例え、心変わりせずに待っていたとしても、

幸せになれると断言してくれるわけではない、

このコメントが良い意味でBig Bangらしいなと思いました。 

 

ただただ甘い夢を見せるだけではない発言。

そうですよね、貴方たちの心だって変わる可能性がありますよね、当たり前です。

何か思い描く未来についてメンバー内で話してることでもあるのでしょうか…

  

あと、テヤンがコメント中に言った

「歌で世界を照らす歌手になります」も印象的でした。 

 

 〜になりたいと思います。という希望ではなく、

"〜になります。"という断定的な表現に

テヤンの誠実さと自信、また彼の強い意志を感じて

胸がジーーーンとしました。

人柄って言葉遣いや行動に現れます。

 

この2人ってなんか割って入り難い2人ですよね。

Good boyの衣装でセットアップを上下交換していたとき、

前から思っていましたが、確信しました。

"2人はお互い半身のような存在"なのだと。

 

でも、私はニョントリが好きです。

ニョントリを見ると、胸がキュンキュンします。

コジンマルとかSOBERとかやばかったです。(語彙力)

 

ここまで読んでうっすらお気付きかもしれませんが、

私、スンリに弱いです。特にマンネしているスンリ。

「最初はダンスラインだったのに今じゃお喋り担当だね」っていうお話は

スンリがお兄さんたちの足りないところを補って成長し、

自分の存在意義を作り出している感があり、

1人のたうち回っていました

マンネになるマンネ、スンリ最高です。

 

 

あ、公演中は生バンドのよさをひしひしと感じていました。

海外アーティストみたい観客に歌わせて、

それが曲の入りになることが何回かあり、

そういうのも生バンドならではの楽しみ方だと思いました。

 

 

最後に、平凡な表現しか浮かばない自分が不甲斐ないですが、

Big Bangって凄くいいグループです。

 

例えば、大半がチャコールグレーの世界だったとします。

その中に黒があったとしても、決して目立つ色ではないでしょう。

やはり赤とか青とかの彩色のほうが目に入ります。

(トップやジヨンは彩色の極みです。)

でも、そんな彩色の集まりの中に、黒があったら立派に目立つ色ですよね。

Big Bangってこんなグループな気がします。

 

一見普通に見えて、普通ではない個性。

それに気づけるカラフルなグループです。

お互いがそれぞれの"色"を目立つ色にしています。

 

今回の公演でこんな自分を発見しました。

 

"ソロでは、各々の色を存分に堪能し、

ユニットで色の組み合わせを満喫し、
グループで色のぶつかり合いを楽しむ。"

 

色と色が重なり合っているグループは知っていても、

色が衝突しているグループは初めてです。

 

でも、その衝突たちが心地いい瞬間があります。

不思議ですね、絶妙なバランスなのでしょう。

 

もしかすると、この"衝突"こそが"Big Bangの色"なのかもしれませんね。

 

 

 

とまあ、私の主観的な感想を熱く語ってしまいましたが、

簡潔に言うと今回のライブは、

「また行きたい」と思う"ヤバイ"ライブでした。

 

 

 敢えて惜しいところをあげるとするならば、

アレンジが好きじゃない曲があったのと

LET'S NOT FALLIN LOVEが聞きたかった!!!