矛盾した世界

一途な雑食による感想文。

凍えた夜

突然のニュースは耳を疑う内容だった。

 

 

今までお疲れさま。

 

ありがとう。

 

 

2017年12月18日、

世間はクリスマスへ向けて、心躍らせている中

私の想いをここに吐き出させてほしい。

 

 

SHINee ジョンヒョン はアイドルだった。

アーティストだった。人間だった。

 

コンサートに行った時思ったことを、

今再び違う意味で噛み締めている。

 

人はいつかこの世を去る。

生きていれば、誰かを送り出す瞬間がある。

 

 

ただ、私にとってそれがあまりにも

突然で、早すぎる「今」だった。

 

 

ジョンヒョンがずっと暗闇の中にいたこと、

どんなにそれを想像してみたって

私には「想像」しかできない。

 

 

それがどんなにもどかしい気持ちだったか

 

思い出した。

 

自分という存在が他者にとってどれ程無力なのか

 

思い出した。

 

 

この決断をするまでに、

"見送ってくれ" 実の姉にそう伝えるのに、

どんな思いがあったのだろう。

 

想像するだけでも、心が痛む。

 

 

 

高校生の頃、突然親友を見送ったことがある。

そのときは、ただ事実だけを知らされて、

いなくなったこと以外何も知ることはできなかった。 

 

かたや親友、かたや異国のアイドル、

とても同じとは言えないかもしれない。

 

それでも残された人の気持ち   少しはわかる。

 

 

だから、最期のメッセージはジョンヒョンの

残酷な優しさなのかもしれないと思った。

 

 

ずっと目の前にある現実と向き合わずにいると、

時として自分の時が止まってしまう。

いつまでも歩き出せずに、毎年毎年

その日には涙で頬を濡らす。

ふとした瞬間に思い出しては、

〜していればと悔しさを募らせる。

そして、未だに話題に出すことができない。

 

これだって、ダメなわけじゃない。

 

だけど、もしかしたらジョンヒョンは

そうしてほしくなかったのかなって…

 

 

自分の足で歩いて、笑顔で

自責の念にかられずに、

ジョンヒョンが奏でた音楽とともに

過ごしてほしかったのかもしれない。

 

「見送ってくれ」

この言葉 が 私の目を現実へ向ける。

 

私に向けたメッセージとは言い難いけれど、

ちゃんと今度は現実と向き合いたいと思う。

 

 

そして、

 

まだ事実を受け入れられない人は

たくさんいるだろうけれど、

 

受け入れる必要も、理解する必要もないから

ただ「受け止め」たらいいと思う。

 

 

ファンもメンバーも、友人も家族も、

この記事を読んでくれている貴方も

温かいご飯を食べて、夜には寝て、

 

誰のためでもなく、何のためでもなく、

何よりも自分のために生きてほしい。

 

生きよう。

 

 

 

ふと思う。

もしジョンヒョンのアンチがいたなら、

その人は今何を思っているのだろう、と。

 

自分の言動が闇へ導いたかもしれないということ、

どう自分の中で処理しているのだろうか、と。

 

もしも、心の何処か隅だとしても、

悔やんだり、申し訳ない気持ちがあるのなら、

誰かに対する発言や行動には

気をつけなければいけないこと、を

しっかりと胸に刻んでほしい。

 

自分にとってそれは正しくても、

誰かにとっては違うかもしれない。

自分にとってのカナシサやツラさと

誰かにとってのそれを一緒にしてはいけない。

 

自分の物差しで測ってはいけないこと、を

 

 

 

 

昨日から今日にかけての数時間。

 

ジョンヒョンがどれだけ愛されているか、

どれだけ思い遣りに溢れた人なのか、

どれだけ輝いているのか、

私にだって伝わってきた。

 

沢山の人がジョンヒョンの素敵なところを知っていた。

沢山の人がジョンヒョンのこと大好きみたい。

もちろん、私も。

 

それは、きっと。

 

いや、絶対に。

 

ジョンヒョンだから。

SHINeeのジョンヒョン。

キム・ジョンヒョン。

 

貴方という人だから。

 

 

しっかりと手を繋ぐこともできず、

ジョンヒョンから与えられてばかりだった

不甲斐ない私だけど、

 

 

次に会う時、

また私は貴方の素敵なところを知りたい。

 

 

それまでジョンヒョンの生きた証を大切にしながら、

ジョンヒョンが最期まで手放さなかったものと一緒に

ジョンヒョンへの"好き"を増やしていきたい。

 

 

 

間違いなく、最期までアイドルで、アーティストで、
最高な人間 キム・ジョンヒョンだった。

 

 

 

 

沢山の愛をありがとう。

沢山の思い出をありがとう。 

 

ジョンヒョンを知ることができて

私の人生はより幸せになった。

 

 

 

 

忘れません。

心安らかにおやすみください。

 

사랑해요